管理人:北海道・十勝出身。1982年12月生まれ。十勝の河川や湖をメインフィールドとするフライフィッシングのブログです。
by ultreya1204
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10月20日(土)・21日(日)。
この二日間は、とにかく『風』に悩まされた二日間だった。
日高山脈から吹き降ろす強烈な西風に、平野部の防風林もすっかり撓んでしまうような厳しい状況。
山奥の木々の紅葉も、先週までのスローペースから一転して一気に進んだ。しかも、この数日間の強風で、かなりの数の葉が吹き飛ばされてしまったようだ。
7月以降通い続けすっかり慣れ親しんだはずの止水湖も、この二日間はまるで別の場所のように思えるほど強い風が吹き荒れていた。これにはかなり、戦意喪失。
今シーズン、ドライフライの締め括りとしてなんとかこの止水で60オーバーを、と思いモチベーションを維持し続けて来たけれど、やはり現実はそう甘くないのかも知れない。
二日目の朝、日高山脈にうっすらと雪が積もっているのが肉眼でも確認出来た。いよいよ、北海道の長い冬の到来が近いことを予感させる。
この時期、こんな厳しい自然条件下でも結果を追い求めるならば、単純に沈める釣りを選択するか、それとも足で稼いで風裏となる穏やかなスポットを探し、鱒のライズと対峙する釣りを選択するか・・・。
厳しい自然条件とは言え、まだ10月。
出来ることなら、ドライフライの釣りにこだわりたい。
そんな思いから、もちろん後者の選択肢を選択。
移動に次ぐ移動で暗中模索しつつ、風裏スポットの僅かなチャンスに望みを賭ける。
上空では、地上とは比べ物にならない程の強烈な風が吹いているのだろう。
大きな雲の塊から離された小さな千切れ雲が、すごいスピードで流されていく。
この二日間のハイライトは20日(土)の夕方、辺りが次第に薄暗くなり始めた頃。
河畔林に囲まれ、ほぼ風裏状態になっている小~中規模河川。
倒れかけた柳の木の枝が適度な水深の平瀬に覆い被さり、鱒にとって絶妙な棲み家を形成している。
そのポイントをじっと観察していると、瀬尻の辺りで小さなディンプルライズが確認出来た。
ライズの主は、推定して50クラス中盤~後半はありそうに見える。
それは間違いなく、この日ラストにして最大のチャンス。
5.5Xのティペットを慎重に交換し、ティペットの先に#16のクリップル・ダンを結ぶ。
鱒に気付かれないよう慎重に、ライズの斜め上流側に移動。
リーチキャストでライズの上流1m程のレーンにフライを落とし、ドラグが掛からないようそっと静かにフライを送り込む。
厳しい条件だったからこそ、余計に重みを感じる一尾。
こんなナイスガイを仕留められたのだから、自分としては文句なし。
ドライフライ・フィッシング、2012年は残りあと何回楽しめるのかな・・・。
Thank You.
Tourmaline - Manual
この二日間は、とにかく『風』に悩まされた二日間だった。
日高山脈から吹き降ろす強烈な西風に、平野部の防風林もすっかり撓んでしまうような厳しい状況。
山奥の木々の紅葉も、先週までのスローペースから一転して一気に進んだ。しかも、この数日間の強風で、かなりの数の葉が吹き飛ばされてしまったようだ。
7月以降通い続けすっかり慣れ親しんだはずの止水湖も、この二日間はまるで別の場所のように思えるほど強い風が吹き荒れていた。これにはかなり、戦意喪失。
今シーズン、ドライフライの締め括りとしてなんとかこの止水で60オーバーを、と思いモチベーションを維持し続けて来たけれど、やはり現実はそう甘くないのかも知れない。
二日目の朝、日高山脈にうっすらと雪が積もっているのが肉眼でも確認出来た。いよいよ、北海道の長い冬の到来が近いことを予感させる。
この時期、こんな厳しい自然条件下でも結果を追い求めるならば、単純に沈める釣りを選択するか、それとも足で稼いで風裏となる穏やかなスポットを探し、鱒のライズと対峙する釣りを選択するか・・・。
厳しい自然条件とは言え、まだ10月。
出来ることなら、ドライフライの釣りにこだわりたい。
そんな思いから、もちろん後者の選択肢を選択。
移動に次ぐ移動で暗中模索しつつ、風裏スポットの僅かなチャンスに望みを賭ける。
上空では、地上とは比べ物にならない程の強烈な風が吹いているのだろう。
大きな雲の塊から離された小さな千切れ雲が、すごいスピードで流されていく。
この二日間のハイライトは20日(土)の夕方、辺りが次第に薄暗くなり始めた頃。
河畔林に囲まれ、ほぼ風裏状態になっている小~中規模河川。
倒れかけた柳の木の枝が適度な水深の平瀬に覆い被さり、鱒にとって絶妙な棲み家を形成している。
そのポイントをじっと観察していると、瀬尻の辺りで小さなディンプルライズが確認出来た。
ライズの主は、推定して50クラス中盤~後半はありそうに見える。
それは間違いなく、この日ラストにして最大のチャンス。
5.5Xのティペットを慎重に交換し、ティペットの先に#16のクリップル・ダンを結ぶ。
鱒に気付かれないよう慎重に、ライズの斜め上流側に移動。
リーチキャストでライズの上流1m程のレーンにフライを落とし、ドラグが掛からないようそっと静かにフライを送り込む。
厳しい条件だったからこそ、余計に重みを感じる一尾。
こんなナイスガイを仕留められたのだから、自分としては文句なし。
ドライフライ・フィッシング、2012年は残りあと何回楽しめるのかな・・・。
Thank You.
Tourmaline - Manual
by ultreya1204
| 2012-10-23 05:00
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